最近ではインデックス投資という言葉をよく聞くようになってきましたよね。
本記事は
これからつみたてNISAを始めようと思っている運用初心者の方の参考になればと思い、
基本的なインデックス運用にについて書きました。
読んでもらえると嬉しいです。
インデックス投資とは

インデックス投資とは、
日経平均株価やNYダウなどの市場の値動きを表す指数と同じ動きになる事を目指す投資を行うことです。
S&P500も有名な指数ですよね。
複数の企業の平均株価指数なので業種が分散されています。
NYダウは正式名称がダウ工業株30種平均とはいうものの、
随時入れ替えを経て今では幅広い業種に分散されています。
注)インデックス投資をするには数十~数百銘柄に投資することになるので、個人で行うのはほぼ不可能なので、投資信託やETFなどのファンドを利用しましょう。
でもインデックス投資って何も考えずに投資するだけって感じだけど本当にそれでいいの?
って思いますよね。
結論からすると、それでいいと思います
つみたてNISAの場合は特に!です
なぜインデックス投資がオススメなのか

みんなが注目しているから
日経平均株価やNYダウが暴落したり高騰したりすると何かとニュースになりますよね。
多くの人が注目しているからです。
そして投資家だけではなく、政府も注目しています。
これらの指数が大きく下落すると政権の支持率にも関わりますし、
あらゆる経済政策を打ってきます。
市場からおいてけぼりにされることは無いと言えるでしょう。
分散投資ができるので精神安定的に良い
精神論になってしまって申し訳ないのですが、投資とは精神的な勝負でもあります。
私は社会人になった15年前から投資をはじめました。
最初の頃はちょこちょこ殖やすというよりはガツンと儲けたいと思って、爆発的に伸びそうな業種や国・地域などマニアックなところを攻めたりしていました。
投資をはじめてからリーマンショックや米中貿易戦争、コロナショックなどを経験しましたが、コアなところに的を絞ると精神がもたないということを学びました・・・
学びに随分時間を要してしまいましたが。
大きな経済ショックや政治的な変動があった時には
「え、もうこの業種は再起不能なんじゃないか?」
と不安になってしまうことが結構あるんですよね。
コロナショックも業種別に打撃の大きさは全然違ったと思います。
国・地域にいたっても偏っているとハラハラしてしまうんですよね。
私は米中貿易戦争のほとぼりが冷めたかな~と思われた頃に、
経済成長目覚しい中国株に投資をしましたが、
その後、中国武漢でコロナウイルスが発生し、病院がパニックに陥り、
さらに移動制限がかけられたりしている報道を目にして、
さすがに今回はやばいと思って中国株を手放してしまいました。
(結果的にはそのまま保有していれば良かったのですが、そのときは精神力で負けてしまいました。)
リーマンショックをはじめ、様々な経済危機と回復を経験してきても、
「今回はさすがにやばいでしょ」と思ってしまうんですよね。
コロナ下では航空業界や飲食店、旅行業界などを中心に深刻な事態になりましたが、
一方で大きく需要が高まった業種もありました。
IT業界や宅配業界、スーパーマーケットも大忙しでしたよね。
大打撃を受けたとしても過去を振り返ると見事に回復することの方が多いですけど、
「今回ばかりは回復する前に倒産してしまうかも」
なんて考えが頭をよぎったりします。
(不謹慎なことを言って申し訳ありません)
今後もどんな事が起こって世の中がどう変わっていくのかを予測するのは極めて困難です。
なので幅広い業種に分散されたインデックス運用を投資のメインにするのが最適だと思います。
何も考えずにインデックスでいいの?ということに関しては、
考えてもなかなか当たらないということを考慮すると、結局は何も考えずにインデックス投資でいいと思います。
投資のプロ中のプロであるウォーレン・バフェット氏も奥さんへの遺言として
「私が死んだら資産の9割をS&P500のインデックスファンドに投資しなさい」
と伝えているそうです。
もはやこれが全てではないでしょうか。
ちなみに残り1割は米国の短期国債だそうです。
特につみたてNISAでの運用ならインデックス投資をオススメする理由

大前提としてつみたてNISAは長期運用することで制度を最大限利用できる
ということを頭の片隅に置きながら読んでください
つみたてNISAの枠は一度利用したら再利用できないから
つみたてNISAの非課税期間は最大20年間です。
経済の成長は一般的には急激ではなく時間をかけてゆっくり成長していきます。
なので長期間保有すれなするほど利益率が高くなることが期待できます。
利益に対して本来課税される約20%の税金が非課税になる税制優遇制度なので、
損失で解約したり、ちょっとの利益で解約してしまう場合は税制優遇の制度を活かすことができません。
(NISA枠での損失の場合は、損益通算できないので
せっかくのNISAがむしろデメリットになってしまう)
ですから長期的に心穏やかに保有でき、
安定的な利益を目指せるインデックス投資が適しています。
私は以前、せっかくNISA枠を使ったのに1~2年で売却してしまったことがあります。
不安になったり、
安易に「こっちの業種の方が伸びそうかも!」と思ったり。
しかしNISAの非課税期間は残っていても再度同じ年の利用枠は使えないので、
購入しなおす商品ではNISA枠が使えません。
せっかく20年間という長期で非課税期間が設けられているので時間を味方にして
大きく利益を目指しやすいインデックス運用がつみたてNISAに適している理由の1つです。
インデックスファンドは手数料が安い
国が定めたつみたてNISAの基準の一つに、
購入時手数料無料(ノーロード)というのが条件の一つにあります。
しかし、保有期間中には一定の割合で手数料がかかります。
これを信託報酬といいます。
信託報酬の「高い・安いの差」は長期保有すればするほど、大きくなります。
長期運用を前提に投資をおこなうつみたてNISAの手数料は当然安いものを選ぶべきです。
インデックスファンドの手数料は、この信託報酬が基本的に安いんです!
こんな言い方はぶしつけですが、インデックスファンドは指標のとおりに運用しているだけなので、市場調査にコストがかかりません。
たくさんのアナリストを抱え込んで市場調査するファンドよりも断然手数料を抑えられるのです。
長期運用でも短期運用でも手数料は安いに越したことはないのですが、
特に長期運用の場合は信託報酬の料率が0.1%違うだけで、
年間で40万円の投資額でも20年で数万円は変わってきます。
ちょっとうがった考え方ですけど、
現在の銀行預金金利は0.001%とかですよね。信託報酬が0.1%違うってことは、
銀行預金金利100年分も違うんですね。
銀行預金金利は本当に低くなってしまったので、資産の大半が銀行預金という方は、ライフスタイルによりですが、少しずつインデックス運用などにスライドしていけるといいですよね。
話が脱線してしまってすみませんでした。
投資の対象が分散されているから
分散の話はさっきからちょいちょい出ているので繰り返しになって申し訳ないですが
分散というのは本当に重要です。
今までも世の中では○○ショックや○○危機といったようにいろんなことが置きましたよね。今後ももちろん同じように色んな要因で相場が急変することは当然起こると思ったほうがいいです。
その時々で大きく煽りを受けてしまう業種は異なるでしょうし、
それがどの業種か予想することは難しいです。
反対に、大きく成長が期待できる業種も予想することは難しいです。
なので幅広に分散されたインデックスファンドなら、
これから先20年で起こるかもしれない様々な要因に対応できますよね。
最後はもう何も考えずに分散しておけば良いみたいなないようになってしまいましたが、
結果的には本当にそれでいいと思っています。
逆にあまり考えすぎない方が良いぐらいです。
まとめ

本記事では
インデックス運用とは~ということから、つみたてNISAにインデックス運用が適している理由について書きました。
インデックス運用は指標に連動し幅広い銘柄に安い手数料で投資できるということ。
あとは
- つみたてNISAの枠は再利用できない
- 手数料が安い
- 分散されている
という理由で、つみたてNISAで運用するにはインデックスが適していますということを述べました。
これから先将来のことを真剣に考え、運用をはじめよう!と思っている方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。