仮想通貨(ビットコイン)の将来は?通貨として普及する?|お金の歴史から学ぶ

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こんにちは。仮想通貨好きの元銀行員の さら です。

仮想通貨って持ってた方がいいの?
将来お金として使えるようになるのかな?

今日はこんな疑問についてお金の歴史を振り返りながら考えてみましょう。

私は元銀行員でありながら、「お金の歴史」についてあまり考えたことがなかったです。

でも調べて学び直したらものすごくおもしろかったんです!

暗号資産(仮想通貨)は将来通貨として普及する可能性は非常に高い。

お金の歴史を学び、そう感じました。

そこで様々な事情で
お金がどんどん変化してきた様子をまとめてみました!!

この記事を読めばお金がどう変化してきたかを知り、仮想通貨が普及しても不思議ではない未来が見えます。

そして仮想通貨を少しでも買っておくべきか判断する材料になるかと。

目次

現在のお金(法定通貨)ができるまでの歴史

今後のことを考えるには歴史を学べとよく言いますよね。

そこでちょっとお金の歴史について調べてみました。

物々交換

「いや、そっからかい!」

「物々交換ってもはやお金じゃないじゃん!」

まあそういわずにどうか聞いてください!
物々交換時代を観察すると
そりゃお金って誕生するよねっていうことがわかって
おもしろいです。

むかしむかしのこと。

原始時代はほぼ自給自足の生活です。

でもある日のこと。

山の村の民

肉だけじゃなくて魚も食べたい。
でも山での狩猟も大変だし
山の幸も海の幸も俺たちだけで狩るのはきついよなー。

原始時代の山の村では、お肉は取れても海の幸には簡単にありつけません

そこで海の村に行って交渉します。

山の村の民

このイノシシの肉とその魚を交換してください!

海の村の民

いいですよ〜!
じゃあイノシシ1匹と魚20匹でいいですか?

こんな感じで物々交換は成立します。

山の村の民

肉もおいしいけど魚も美味しいな〜!
ヘルシーだし、また肉と交換してもらいに行こっと♪

こうしていろんな種類の食べ物が食べやすくなっていきました。

食べ物だけじゃなくて毛皮や石包丁なども交換していたかもしれませんね!

しかし・・・・

そう簡単に物々交換が成立しないこともあります。

山の村の人が魚を食べたくてお肉を持って交換してもらいに行ったとしても

海の村の人は肉がいらないケースです。

山の村の民

こんにちはー!
またお肉とお魚交換してください〜!

海の村の民

いやー、お肉はいらないですね。
野菜が食べたいんですけど。

山の村の民

野菜は持ってないです。
肉しかないです。

海の村の民

うーん。
じゃあまず山を2つ越えた先の野ノ村で
肉を野菜に交換してきてくださいよ。

山の村の民

えー、そんなことしてたらお肉腐っちゃいます。
しかも肉と交換してもらえるかもわからないじゃないですか。

なんて会話が繰り広げられたのではないかと予想します(笑)

物々交換では様々な障害がありそうですね。

物々交換の問題点

1、自分がほしい物を持っている人が、自分が持っている物を欲しいとは限らない

   〜交換してもらえないこともある〜

2、保存性がない

   〜海ノ村で大量に魚が採れたタイミングで山ノ村も肉を獲得しないと腐って交換できない。

遠くまで運んでいる間に腐っちゃうので近隣の村どうしの交換に限定されてしまう〜

3、重い

   〜野を超え山を越えするのはきつい〜

こんな感じで物々交換はかなり大変だったはず。

そこでついに通貨の概念が生まれます。

きれいな貝殻や石

物と物を交換するのは不便なのでキレイな貝殻や石をつかって取引をするようになります

山の村の民

山の村では昨日今日でお肉は取れなかったんです。
だけど今日はこのキレイな石でエビを買わせてください!
今度お肉が食べたい時はこの石を持ってきてくれたらお肉と交換しますので!

通貨としての始まりはここが起源なのではないでしょうか!

歴史的通貨の誕生です

物々交換の時と比べて格段に物の流通がスムーズになります!

しかし・・・・

近隣どうしの山の村海の村では石が通貨として成立しても

他では通用しないという問題が起こります。

2つ山を越えた先の野の村の村長は言います。

野の村の村長

なんだね?この石や貝殻は?

こんなもので他の穀物や野菜と交換してもらえないよ

売ってほしいならこのようなきれいな水晶を持ってきなさい。

ガーン、山を2つも越えてきたのに…

そうです。

貝や石などでは場所によって価値があるものが違います。

そのため通貨としての信頼性は低いものになります。

そのため近隣の限られた地域での取引にしか通用しません

そして次なるものが誕生します。

金(ゴールド)

次第に「全世界中がそれは間違いなく価値があるものだよね!」

と認められるものが誕生しました。

金(ゴールド)です。

以下、「金」(きん)と書くと「金」(かね)と混乱するのでゴールドと書きます。

ゴールドは船で海を渡った異国の地でも通用する最強の通貨になりました。

ゴールドは全員が価値があると認める極めて高い信頼がある

保存性があり腐らない、なくならない

これでいいじゃん!と思いますが

でもやっぱり問題が・・・・

貿易レベルの大きな取引になればなるほど

ゴールドは重すぎるのです。

富豪

重いのう。
こんなもの毎回運ぶのは骨がおれるわい。

ゴールドはとても重い物質です。

そのためゴールドを通貨として使うのはとても大変なのです。

そこでついにあれが誕生します。

紙幣

ついに紙幣が誕生します。

ゴールドは重いからもうにしましょう!

え?紙??
そんなの信用できない??
紙にはなんの価値もないじゃん!
本当にそんな紙でモノを売ってもらえるの?

大丈夫です!
この紙幣は我々政府が保証します

この紙幣を持ってきてくれたらいつでもゴールドと交換します。
だから安心して紙幣をつかってください!

取引が活発になって経済も発展しますね!

ふーん。
まあこの紙をもっていけばゴールドに替えてもらえるなら
安心していいのかな。

はい、これが金本位制です!

金本位制

国の貨幣価値をゴールドで裏付けて金額を表します。

日本では金本位制は1897年(明治30年)に交付されました。

紙のお金が信用を得るために中央集権がゴールドで保障しなければなりませんでした

しかし・・・・

金本位制も維持がとても難しいものでした。

1971年にアメリカでニクソン・ショックが起こります。

え?ニクソン・ショック??

聞いたことあるけどなんだっけ?

そう思ったのは私だけではないはず。

アメリカはベトナム戦争の真っ最中。

軍事費が拡大し財政が悪化。

ゴールドも国外へ流出し、紙幣がゴールドと交換できなくなりました

そこで当時のニクソン大統領が言いました。

ニクソン大統領

もう紙幣を持ってきてもゴールドとは交換しません!!

ええーー!!

ゴールドと交換できるっていうから
安心して使ってたのに交換できないの??

これがニクソン・ショックです。

そりゃショック受けますよね。

ちなみに金本位制が崩れたことにより

1ドル=360円という固定相場は終了しました。

しかしもう紙幣は人々の生活に文化として馴染んで

全員が信用して使う紛れもないお金になっていたのです。

今現在のたとえゴールドと交換ができなかったとしても

「え?福沢諭吉さんが書いてあるこの日本銀行が発行した1万円札で本当に買い物できるんですか?」

なんて疑う人はいないですよね。

みんなふつうに買い物できます。

楽天ポイントやTポイントだって、

「このお店ならこのポイントが使える!」

と安心してポイントを貯めることができますよね。

お金は、信頼してみんなが使い決済ができればもうお金としての価値があるのです。

こうして今の形のお金ができたのかと思うとなんか感慨深いですね!

「石」「ゴールド」「紙幣」もその時代の人々が、

自分たちが今使っている「お金」を絶対と信じて疑わなかったから取引が成立した

ということ。

そして私も今、1万円を信じて使っています。

何度かショックを受けながら今までこれだけお金は変化してきた。

だから今後も現在のお金(法定通貨)が普遍とは限りません

物々交換からスタートし、今の法定通貨の形になった歴史を見て来ましたが、

今度は仮想通貨にフォーカスをあててみてみたいと思います。

仮想通貨の誕生と今後への期待

仮想通貨の代表であるビットコインの誕生から話題沸騰になるまでのながれを簡単にまとめてみました。

ビットコインの誕生

ビットコインは2008年にサトシ・ナカモトと名のる人物が発明した

ブロックチェーン技術を使った仮想通貨です。

日本人っぽい名前ですが国籍も性別も個人なのか団体なのかも不明です。

サトシ・ナカモト

法定通貨は政府によって管理されている
しかしみんなで分散管理するブロックチェーン技術で
中央集権に管理されない通貨を作れるよ

という流れで2009年に使用開始されました。

ブロックチェーンに明るいごく一部の人たちが

ネットでポイント感覚で遊びで使っていたそうです。

記念すべき「ビットコイン・ピザ・デー」

2010年にある出来事が起こります。

アメリカフロリダ州での出来事です。

ピザ2枚が1万枚のビットコインで購入できたのです!!

これは初めてビットコインでの商取引が成立した記念すべき日だそうです(笑)

これを【ビットコイン・ピザ・デー】とよぶそうです。

「ビットコインでピザが買えたー!!!」

ということでビットコイン界隈の人達は大いに沸いたそうです(笑)

何だかおもしろいですよね!

ピザ2枚で6000円ぐらいだとして、1万ビットコインで買えたということは

1BTC=0.6円ぐらいですね。

ちなみに2021年11月現在は1BTC=約670万円

当初からビットコインを推してた人たちのことを思うと涙が出てきそうです。

そしてピザ2枚を1万BTCで売った人すごい。

こんな感じでビットコインの歴史は動き出しました

ここまで法定通貨仮想通貨を代表するビットコインの誕生をみてきました。

そんなこんなで時は過ぎ…

仮想通貨の代表であるビットコインが大きな注目を集めることになったのです。

キプロス危機

2013年にキプロス危機が起こりました。

キプロスは地中海にある小さな国です。

その近くの国であるギリシャ危機は有名ですよね。

キプロスはタックスヘブンの国で

「この国に法人をおいてくれたら法人税ほとんど取りません!」

という方針でした。

そのため世界中の大富豪がキプロスに資金を移して管理していました。

しかしキプロスが財政危機に陥ったのです。

そこでEUはキプロスへの金融支援を行うことにしましたが、

きびしい条件をつけました。

預金に最大9.9%の課税をするという条件です。

預けておくだけで莫大に課税されることになり、

大富豪は一気に資産をキプロスの銀行から引き出しました。

そして大富豪たちは引き出したお金をどうしようかなと考えたのです。

大富豪

国の財政の問題で振り回されるなんて勘弁ですな。

どこの国でも同じようなことは起きる可能性がある。

国の財政や方針に左右されない資産はないのか?

「ん?ビットコイン?」

ということで大富豪たちがこぞってビットコインを購入しました。

以前は1万BTCでやっとピザが2枚買える価値しかなかったビットコインの価格が

一気に上昇し有名になったのです。

今後仮想通貨は決済可能な通貨として普及し得るのか

実際は価格変動があまりに大きいなどの理由で、

一般的に通貨としての役割を果たすにはまだまだ課題は多いです。

ここで物々交換からはじまったお金の歴史を振り返りると、

通貨となり得るためにはいくつかの条件がありそうです

通貨となるための条件
  • みんなが価値を信頼していて、それが共通認識であること
  • 持ち運び(送金)がしやすいこと
  • 保存できること(せっかく貯めたのに肉みたいに腐ったり風化したらおしまい)

どうでしょうか?

私はこの条件を満たすものであればほしいと思うし、

自分が持っている物と交換してもいいなって思います。

ビットコインはこの条件を満たしているんじゃないだろうか

ブロックチェーン技術で偽造がきわめて難しい

発行量の上限も決まっている。そのため

  • 価値や信頼は十分ある
  • 送金だって簡単にできる
  • 腐ったり風化したりもしない

これらの理由からとても可能性を感じてます。

ただ、法律で「仮想通貨は使用禁止!!」とかになってしまったらもともこもないので

大きなリスクをかかえているとも言えます。

一方で以前トルコリラが大暴落をして話題になりましたよね。

ウクライナとの戦争でロシアルーブルも急落しました。

自国通過の暴落は国民にとっては致命的です。

そして、エルサルバドルのようにビットコインを法定通貨とする国が出てきました。

発展途上国では自国通過よりもビットコインの方が信用できるという理由から

投資としてではなく安心を求めてビットコインを保有する人も多いです。

まとめ|普及がきたいされる仮想通貨を始めてみよう

ここでお金の歴史を見てきてわかったことをまとめて考察してみます。

  • お金はそれぞれの時代で絶対と信じられて使われてきた
  • しかし実はお金の形はどんどんと変化してきた
  • そしてそれはより便利な方法へと変化してきた
  • 今後もお金は形を変える可能性がある

これまでもお金はどんどん便利になるよう変化してきました

労働をしたり物をあげたりした対価はスムーズに支払われた方がみんなうれしいですからね。

インターネットが普及して海を越えて、

個人対個人での取引もどんどん盛んになってきています

「両替をして両替手数料がかかってでも法定通貨で決済してもらった方が安心!」

と思う人がいる一方で、

「ビットコイン決済の方が早いからビットコイン送金してほしい!」

と思う人もいるはずです。

法定通貨と仮想通貨

どちらがいいというわけではないですが歴史的な出来事をくらべてみると

どちらにも可能性リスクがあるなと言えます。

国が守ってくれるけど、国が財政難になったら危うくなる法定通貨

国の財政に影響されないけど国の保証もない仮想通貨

さら

私はどちらにも魅力と信頼性を感じており
どちらも保有することにしました。

ただし法定通貨や証券にくらべて明らかにリスクが高いのが仮想通貨です。

仮想通貨への投資は無理のない金額ではじめましょう。

最後までありがとうございました。

それではまた。

世界のお金

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この記事を書いた人

仮想通貨好きの元銀行員。2017年仮想通貨投資開始。現在20種類超の仮想通貨保有中。
仮想通貨投資で難しいと感じたことをわかりやすく発信していきます。

7歳の娘がいて、おうち英語にも励んでいます!

つみたてNISA /ジュニアNISAでインデックスつみたて投資も実施中!

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